堀川を清流に
  名古屋堀川
  ライオンズクラブ


         活動の記録


 ACT−0070
 
            
   名古屋堀川ライオンズクラブと名古屋市が共催で実施した
    「堀川1000人調査隊2005」の成果報告会が開催されました。
   
   
     
        とき   2006年3月28日(火)  18:00〜20:15
              ところ  名古屋市北区役所講堂 


               ⇒テレビ・新聞などの報道のもようはこちら

               ⇒堀川1000人調査隊事務局の成果報告書はこちら

               ⇒名古屋市の調査結果報告書はこちら






 2006年3月28日(火)、名古屋堀川ライオンズクラブと名古屋市が2005年10月から
12月にかけて実施した、「堀川1000人調査隊2005」の成果報告会が開催されました。
 
 当日は夕方、一時的に嵐のような強い雨が降ったにもかかわらず、18時の開催時間の前から
多くの方が来場され、最終的に関係者も含め350名の人がこの報告会に参加しました。

 冒頭、「堀川1000人調査隊2005」に参加したたくさんの市民の活動光景を記録した
ビデオを約25分上映したあと、駆けつけた松原名古屋市長にご挨拶をいただきました。

 松原市長は、
  「母なる川、堀川は、環境首都なごやのシンボルと考えており堀川はぜひきれいにしたい。
   今年度計画している木曽川導水も、もともとは市民の20万署名が実現したもの。
   市民の皆さんの調査活動が市の施策にもつながっています。
   いろいろな制度が問題になることがあっても、制度は人間が作ったもので
   あり、人間の作った制度は市民の力や願いでかえていくことができます。」
 という内容の激励のご挨拶をされました。

 そのあと、堀川の最下流にある東築地小学校の5年生児童、約20名が、地元と堀川の
かかわりや生活総合学習で堀川を題材に勉強していることなどを紹介、いつも学校で歌っている
「堀川の歌」の合唱を披露しました。

 いよいよメインの成果発表。
市民による調査報告のスピーチや、名古屋市の調査結果、今後の浄化策の
発表があり、今後も継続的に堀川1000人調査隊の活動を続けてゆくことを全員の起立
拍手で決意表明しました。

 水上武者パレード調査隊の音頭で、全員で「エイ、エイ、オ〜〜〜」と勝どきの声をあげ、
ホリゴンもグランパスくんも一緒になって燃え上がった成果報告会が終了する頃には、雨も
あがり、たいへん楽しく、思い出に残るゆうべとなりました。


  写真でつづる成果報告会 
 舞台の設営、テストをするライオンズクラブの
 スタッフ。特にピアノの移動は何回も練習しました。

 何回も入念なリハーサル。一番前の席には
時計をおいて、舞台の上から時間を管理できる
ように工夫しました。

 受付が混乱しないように入念な打ち合わせ。


 スタッフとホリゴンもそろって、まもなく開場です。
 17時ちょっとすぎには来場される方も増え
予定時間を繰り上げて受付を開始。

 春休みなので小中学生の調査隊も来場。
会場内には「堀川を清流に」」の幕やのぼりが林立。
ムードを盛り上げました。

出足は好調で、会場の座席が早々とうまってゆきます。
 今回の調査隊2005に参加した人には隊長さんを
通じて「参加証」をお渡ししました。


 今回から名古屋グランパスエイトも調査隊に参加。
マスコットキャラクター、「グランパスくん」も人気者
「ホリゴン」と一緒に会場をもりあげました。

 大学、企業などの調査隊は自由プログラムを
ポスター展示で発表しました。

このほかにも、納屋橋の旧加藤商会ビル地下に
ある「堀川ギャラリー」で、自由プログラムの展示
発表を4月16日(日)までしています。
 ぜひ見に行ってあげてください。

この日、調査結果を発表する「武家の里調査隊」と
事務局の最後の打ち合わせ。

会場内では開会直前まで入念な打ち合わせが
続けられました。
 開会直前、「リラックスしてね」というはげましの声に
にっこりこたえる司会者。

 18時、ビデオ映像を放映。
 いよいよ成果発表会がはじまりました。
調査隊事務局ビデオ班がボランティアで製作した
迫力ある映像と音楽が会場に流れ始めました。

足でかせいだ豊富な画像。たくさんの調査隊の
皆さんが登場しました。

 東築地小学校5年生で結成した
 「堀川生活文化調査隊」

スピーチや合唱で堀川をきれいにしようと
アピールしました。

いよいよ市民による調査結果の発表です。
「鯱城・堀川と生活を考える会調査隊」は、川は
流れがあればかならずきれいになる、と主張。

会社のすぐ前で地下水導水の実験が行われたのを
調査した、「平安閣調査隊」
「木津根橋付近はとてもきれいになって、猿投橋でも
 1mもの鯉が泳いでいました」

北区役所のすぐ近くに本社のある「鯱バスガイド
調査隊」は、「川がきれいになってボラがたくさん
のぼってきた。カワウのふん害でバスの屋根の
掃除はたいへんでしたが、川がきれいになったことは
うれしかったです」
 ガイドさんのお話はさすがプロ。アナウンサーの
お話のようでした。

ろ過機を製作する企業、「三協みずすまし調査隊」は
プロとして専門的な水質調査を実施しました。
「この北区役所の北側で3回水質を調査しましたが
残念ながらはっきりした成果は認められませんでした」
と発表されました。

おじいさん、おとうさん、むすこさん3代と家族で
結成した「金城調査隊」
「堀川の水を金魚の家庭用ろ過機できれいに
 してめだかを飼ってみましたが、めだかは
 生きていました」
 堀川ギャラリーではこの実験の写真が展示して
ありますのでぜひ見てあげてください。

11月22日に、猿投橋でオオサンショウウオの
ホリちゃんを発見した「鈴木ダイビング調査隊」
 「実際にもぐってみると、魚たちがきれいな水の
流れてくるほうにす〜っと移動してゆくのがわかり
ました」と話をされました。
近所の子供たちをつれて、港区から地下鉄で北区まで
調査に通った「港栄第一エコクラブ調査隊」
 最初の調査では、子供たちが「くっさ〜いっ」と
顔をそむけたけれど、実験が開始されたら、
「あれっ?そんなににおわない!!」と言っていた
という話を紹介されました。

「おかめ八目調査隊」は、中川区の戸田から西区の
景雲橋まで調査に通いました。
「おかめ八目(他人の目)で堀川を見ると、真相が
もっとよく見えるのでは」という考え方で低層水を
調査しましたが実験による効果はあまり感じられ
なかったとのことでした。

 今回の調査隊では、名城下水処理場の見学会も
行われました。
 下水処理場では、微生物の力をかりて下水の水を
きれいにします。
 見せていただいた顕微鏡の中では、小さな微生物が
水の流れを、ぱくっ、ぱくっとひとつずつとらえて、
食べているのがよくわかりました。

 しかし昨年は11月頃、急に寒くなってしまったため
微生物の活動が停滞してしまい、下水処理場から
堀川に放流される水の水質がなかなか安定せず
心配されたこともあったようです。

 微生物も生き物なんだなあとはじめてわかりました。

 彼らにとって、油や、カレーや、マヨネーズの
まじった生活排水は負担が重過ぎるのです、

 私たちが便利な生活を求めて何でもかんでも
下水にながしてしまうことで、微生物が働いても
働いても水をきれいにできない、そしてきたないまま
堀川に流れてしまう、ということにつながっています。

 私たち一人一人が生活に気をつけることが堀川を
きれいにする、ということを今回の調査隊で事務局も
勉強しました。

 
「ゆりの会調査隊」は名城下水処理場に何度も
通って、下水と堀川の関係、生活排水と堀川の
関係などを調べました。
「食器についたマヨネーズをふきとって洗うなど
生活排水に気を使うことが堀川をきれいにする」
と発表しました。






←市民に負けず、国も、大学も動き始めました。

名古屋工業大学の富永先生と秀島先生が
18年度、国土交通省と名古屋工業大学、中部大学
などの大学が市民と連携して、堀川浄化のための
研究を行うことを発表、この日出席した市民の方にも
プロジェクトへの参加を呼びかけました。






調査隊を代表して、「黒川ドリーム会調査隊」が
これからもみんなで一緒に調査隊活動をつづけ
堀川をきれいにしよう!とよびかけました。

その呼びかけに、全員が起立、拍手して賛同。
これからも調査隊活動を続けてゆこうと決意しました。


「郷土歴史まつり水上武者パレード調査隊」は
4月8日(土)に堀川下流から名古屋城まで
水上武者パレードを実施、そのあと騎馬で名古屋城に
登城するのでぜひ見に来てください、と案内。

 そのあと彼の音頭により会場みんなで
勝どきの声をあげました。

みんなで声と心をひとつに
「エイ、エイ、オ〜〜!」と3回絶叫。

楽しくて気持ちよくって、なんとなく心があったかく
なりました。





←最後は主催者を代表して、名古屋堀川
 ライオンズクラブの長谷川会長があいさつ。

  みんなの力で堀川をきれいにしましょうと
 呼びかけました。

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